エントリークラスを購入する時のポイント「ブリッツホルン編」
今回はエントリークラスホルン
購入する際に注目するべきポイントを紹介。
それは何かというと....
ホルンの重量です。
安いホルンの共通点は...
「重い」ってことです。
エントリークラスでは価格を抑えて作られています。なので、どうしても本体の重量が重くなるのは仕方ないことです。
![管楽器専門店トーンファルべ](https://tonefarbe0303.com/wp-content/uploads/2023/09/cropped-30500FEB-376C-43B9-8D17-DD3E5CDB5423.jpeg)
鹿児島市にある小さな管楽器専門店です。金管楽器ホルン、トランペット 、トロンボーンなどを得意としています。各種楽器修理
この記事では、最近、イーストマンホルン、ブリッツの試奏会をやった時について感じたことを書いてみたいと思います。
目次
イーストマンホルンとブリッツの重量について
![ブリッツホルン](https://tonefarbe0303.com/wp-content/uploads/2024/06/01907DAD-ACFB-4057-89AA-ADDD995AC1FB_1_201_a.jpeg)
結論から言うと
ブリッツとイーストマンを比べると
ブリッツの方が軽いですね。
2つのメーカーを持ち比べると
分かりやすいです。
これは試奏会で来客された
お客様からの声ですが
2つのメーカーを比べると重量だけならブリッツ軽いです。
下記の記事も書いております。
是非読んでみてください。
楽器の重量は気にするべきか?
![重量](https://tonefarbe0303.com/wp-content/uploads/2024/06/74FD5CA9-02FC-4E66-8CE9-58922CEB5303.jpeg)
ぶっちゃけ軽い方が楽ですよ。
ホルンは右手で支えていますが
楽器が重いと体に力入ります。
とにかく楽器って長時間持って演奏することが多いので、軽い方が体に優しいですよね。
あとホルンって左指でロータリー動かします。
ロータリー、ピストンを3本指で操作する楽器で左指ってホルンくらいですよ。
チューバ、ユーフォ、トランペット
全部右の指です。
左指動きますか?
裏打ち専門=ホルンではないですよ。
結構、パカパカロータリー動かしますからね!
重くて長時間支えられないと足にベル置いたり変な姿勢で吹いたりします。
別に楽器だけではなく
スポーツでも体に力入ると硬直するからリラックスしたフォームは大事です。
楽器ってやること多いんですよ
![難しい](https://tonefarbe0303.com/wp-content/uploads/2023/12/adrian-swancar-roCfgvkBLVY-unsplash.jpg)
音を出す前のイメージ云々は端折ります。
- 楽譜「五線紙」に書いてある音符を読む
- 息を吸う
- 音を出す
- 音程
- テンポ
- リズム
- 強弱
- 指揮者
- 音の処理
ざっくりした内容ですが、楽器ってこれだけのことを瞬時に行います。
なので自分が使う楽器に関しては吹き難くもなく、重くもない楽器の方がいいですよね。
エントリークラスの楽器でも激しく重い楽器で長時間は厳しいでしょう。
ブリッツホルンについて
![ブリッツホルン2000Y](https://tonefarbe0303.com/wp-content/uploads/2024/06/79061A1B-1E5F-4018-97D6-3611625C76A2_1_201_a.jpeg)
オススメは
800Yと2000Yですかね。
なぜ、このクラスがオススメかと言うと
それ以上の価格帯になるとはンスホイヤーホルン が見えてきます。
ハンスホイヤーG10とか良い楽器ですよね!
結局、お金を出せば、いろんなメーカーが候補に入ってくる!
試奏会ではブリッツ上位モデルも展示されていました。
試奏中の音を聞いていると上位モデルも良い音していましたね。
悪くないなぁ〜って思います。
Made in China
![ブリッツ メイドイン チャイナ](https://tonefarbe0303.com/wp-content/uploads/2024/06/6FDED9E6-2137-4F1D-9B94-EFFB9A293AA8_1_201_a.jpeg)
多分、引っかかるのはここでしょうね。
ブリッツはバシッとMade in Chinaと刻印があります。
![付属品](https://tonefarbe0303.com/wp-content/uploads/2024/06/4F377933-DD95-429A-84D3-51C59804929F.jpeg)
かなり中国色が全面に出ている楽器です。
まぁ〜ヤマハのエントリークラスもMade In Indonesiaだったかな。
イーストマンも中国だしね。
昔に比べると中国や台湾が多いです。
パックスマンの安いモデルはブリッツで作ってるし。
正直、エントリークラスをドイツ、アメリカ、日本で製造は無理でしょう。
そう考えると楽器が良ければ問題ないと思いますが...
100万クラスの中国製だと考えちゃいますよね。
だからブリッツは800Yが一番売りやすいのではないでしょうか。
ブリッツのクォリティ
![ブリッツホルン](https://tonefarbe0303.com/wp-content/uploads/2024/06/14BF1988-DC4A-46E4-B9C3-515711D43E97_1_201_a.jpeg)
個体差はあります。
ただし、イーストマンと比べるとブリッツの方が好評です。多分、楽器の重量が違うのでイーストマン持ってブリッツに持ち替えると「軽い!」って感じるんでしょうね。吹いた感じも、とても吹きやすいと言う会話が多く聞こえていました。
個人的にはイーストマンの方が作りは良いと思っています。特にイーストマンの黄色ガイヤーは、少し重いですが楽器のバランスも良く、とても良い楽器ではないでしょうか。
吹奏感については、個人的な感覚や好みもありますので「これ!」って断言できないです。
でもブリッツは好評でしたが...
ただ、ブリッツのクオリティに関しては要注意でしょう。
![ブリッツ](https://tonefarbe0303.com/wp-content/uploads/2024/06/32D52E67-7087-409A-9F75-CA88F5E049FE_1_201_a.jpeg)
元々、中国製のケースや楽器などは管理が難しいイメージがあります。
きちんとした仕様が有るにもかかわらず、微妙に変わっていたりします。
ブリッツも輸入当初は製品の管理が大変だったと思います。
現在は、輸入元が徹底的に管理しているので安心です。
まぁ〜それでも選定が必須な楽器のイメージは強いですね。
ケース
![ケース](https://tonefarbe0303.com/wp-content/uploads/2024/06/B6C6DDDF-F61C-4992-BB7C-03D7A65C7EF7.jpeg)
ブリッツホルンケース。
見た目はギャラックスケースと同じケースですね。
リュックタイプなので安く済みます。
ヤマハ567Dだと別に購入必要ですしね。
イーストマンせみハードケースも
見た目が良くてかっこいいのですが重い...
背負うと痛い。
なんでイーストマン
あのケースで販売したのだろうか...
かっこいいけど重い。ギャラックスでよかったのに。
まとめ
- ブリッツは専門店でよく話を聞いて購入が吉
- 他の中国製の楽器は管楽器専門店で買うべし
- 重量はイーストマンより軽い
- 吹奏感も悪くない
- オススメは800Y
- 70万以上は他のメーカーも視野に入れよう
- ヤマハ567と比べると個性があり良く鳴る
- 品質は567が圧倒的に上
- 楽器の個性は567より上
さて色々書きましたがブリッツホルンいかがでしょうか?
はっきり言うと悪くない楽器です。
すごくいい楽器かと言うと欠点もある楽器です。
よく考えお近くの専門店に相談してみてください。