年末だからこそ楽器大掃除「ユーフォニアム 超音波洗浄」
こんにちは。
トーンファルベです。
今回は年末大掃除「金管楽器編」です。
楽器洗浄
- ホルン、ロータリーチューバ、トロンボーン(ロータリー)本体の水洗いはNG
- ロータリー楽器は抜差し管だけ洗いましょう。
- ピストン楽器はピストン、抜差し管を外しぬるま湯につけましょう。
- 1時間以上ぬるま湯につけていると中の汚れの原因(グリスなど)が柔らかくなります。
- 洗剤は中性洗剤。マウスパイプは丁寧に洗おう。
- ピストン内部は柔らかい生地の物で洗うこと。無い場合は水を通すだけで十分。
- とにかくマウスパイプを、きちんと洗うこと。
ユーフォニアム洗浄
学校楽器でユーフォ、チューバはこのような感じになりがちです。
全てのピストン下部にゴミが溜まっています。古いグリス、唾の抜き忘れ、その他もろもろの負の遺産が管内に留まっております。
今回は温度を25度に設定した超音波洗浄機の浴槽に入れ中の汚れを柔らかくしてから超音波洗浄をします。あまりに汚れがひどいので薬品も使っております。
底のU字部分も溜まりそうに見えますが、ピストン近辺の汚れの方が「ヤバイ」ですね。
多分、唾抜きが甘いことが原因なのですが、学校の部活は練習後のメンテナンスの時間がないことが多くようです。楽器をケースにしまって、すぐ帰りのミーティングとかになるようで唾が残った状態のまま1日置かれます。
可能なら全ての抜差し管を抜いて唾を抜きケースにしまってもらえるとトラブルが少なくなります。
結局このユーフォニアムは全ての管を洗浄しました。
まぁ〜スライムのような物体が出る出る。
音も詰まったような感じになりそうなくらいの量です。
浴槽内が真っ白。
でも一番怖いのが、この物質が乾燥している状態ですね。それを吸い込んでいたりするのを考えると「うーん」って考えます。
洗浄後の浴槽です。
画像では白く濁っていますが黒くて白い濁りですね。
浴槽下部にはスライムのような物体が溜まっております。
皆様 唾抜きは自分が思う2倍くらい丁寧にしましょう!!!
新しいグリスを塗るときは古いグリスを除去してから塗りましょうね。
重ね塗りはゴミの原因になります。
大きいサニーミストを1本あると全員でシェアできますよ。
プロパノールなので古いグリス除去、古いオイル除去にも使えます。もちろんマウスピースの除菌にも使えます。
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