中古楽器の選び方からお手入れ方法まで。初心者向けガイド
「憧れの楽器を手に入れたいけど、新品はちょっと予算オーバー…」そんな風に思っていませんか?中古楽器は、新品に比べて手頃な価格で手に入れられるだけでなく、自分だけの歴史を持つ魅力的な楽器です。しかし、中古楽器選びは初めてだと少し不安ですよね。
鹿児島市にある小さな管楽器専門店です。
金管楽器ホルン、トランペット 、トロンボーンなどを得意としています。
各種楽器修理、販売。特に金管楽器(ホルン、トランペット、トロンボーンを得意としております。)
お店は小さく少し入りにくい雰囲気ですが、お気軽にお声掛けしてください。フルート、ホルン受講生募集中。
中古楽器は、新品にはない魅力がたっぷり。例えば、ヴィンテージならではの深みのある音色や、プロ奏者が使用していた楽器など、個性豊かな楽器に出会うことができます。
この記事では、中古楽器のメリットや選び方のポイント、そして購入後のお手入れ方法までを詳しく解説します。この記事を読めば、中古楽器の魅力を最大限に引き出し、長く愛用できる楽器を見つけられるはずです。
中古楽器を選ぶ際のポイント
- 予算の決定: 自分の予算を明確にすることで、選択肢を絞り込むことができます。楽器の種類やブランドによって価格帯が大きく異なるため、事前に相場を調べておきましょう。
- 楽器の状態のチェック: 外観の傷や汚れだけでなく、演奏に影響を与える部分も丁寧に確認しましょう。可能であれば、実際に演奏して音試すことをおすすめします。
- 購入場所の選定: 楽器店、リサイクルショップ、インターネットオークションなど、購入場所によってメリット・デメリットが異なります。信頼できる販売店を選ぶことが大切です。
- 保証の有無: 中古楽器には保証が付いている場合があります。保証内容をしっかりと確認し、万が一の場合に備えましょう。
- 付属品: ケース、ストラップ、チューナーなど、必要な付属品が揃っているか確認しましょう。
予算を決めよう!
憧れの楽器を見つけたら、まずは予算を決めましょう。楽器の種類やメーカーによって価格帯は様々です。事前に相場を調べて、自分の予算に合った楽器を探しましょう。
- 欲しいメーカーの新品定価を調べる
- 楽器店、オークション、フリマサイトで相場を調べる。
状態をチェック!
中古楽器の状態は様々です。フリマサイト、オークションサイトなどは現物確認が出来ないので注意が必要です。
- 購入して何年経過しているか?
- タンポ、フェルト、コルクなど消耗品の状況
- 木管楽器はオーバーホール済みかどうか?
- クラリネットなどリングキィ、キィの腐食具合
- 金管楽器は凹み箇所(ハンダを外さないと修理できない場所など)
- パーツ入手可能かどうか?
- 輸入楽器の場合 カタログから落ちてないか?
- ロータリーの機密性
「中古の木管楽器は、新品よりもお得に手に入る反面、状態によっては、タンポやコルクの交換など、メンテナンス費用がかかることがあります。オークションやフリマサイトで楽器を購入する際は、これらの費用も考慮して予算を立てましょう。新品の楽器も定期的なメンテナンスが必要ですが、中古楽器は特に状態にばらつきがあるため、購入前にしっかりと楽器の状態を確認することが大切です。」
購入場所も大切!
*画像の楽器は、消耗品全交換(フェルト、コルクなど)楽器洗浄、ピストン、抜き差し調整済み
鉄板は、楽器の状態を詳しく教えてくれる専門的な楽器店です。
そのため、楽器の状態について詳しく質問しても、的確な回答を得ることができます。
一方、オークションやフリマサイトでは、楽器の状態を正確に把握するのが難しく、初心者の方にはおすすめできません。これらのサイトで楽器を購入する場合、出品されている楽器を見極める経験が必要になります。
楽器店であれば、経験豊富なスタッフが楽器の状態を詳しく診断し、必要な修理についても適切なアドバイスをしてくれます。楽器の購入を検討している方は、まずは信頼できる楽器店に相談することをおすすめします。
一例 ヴィンテージ楽器
バックトランペット 製造番号25,xxx
簡単なバックの歴史
1918年 ニューヨークに工房を作りマウスピースを製造
1922年 工場を移転 第二工場となる
1924年 バック最初のトランペットが生まれる
1926年 500〜
1927年 600〜
1928年 900〜 待望のバックトロンボーン完成。ブロンクスに工場を移転。第3工場となる
1930年 1450〜
1935年 2250〜
1940年 4650〜
1941年 5500〜
1945年 6500〜
1950年 9100〜
1953年 12000〜 ニューヨークマウントバーノンに工場を移転
1955年 13600〜
1960年 19500〜
1961年 21000〜 バック社がセルマーUSAに会社を譲渡する
1964年 24000〜 このヴィンテージの製造番号はココ
*ノナカ貿易 バックの歴史
画像のバックトランペットは1964年製です。
ヴィンテージ楽器ですね。
セルマーサックス、オールドクルスペホルン、トロンボーンなど、ヴィンテージの管楽器は、国内外のオークションで見かけます。これらの楽器は、当時の職人が手作業で一つひとつ作り上げたもので、現代の楽器にはない音色が魅力です。
このヴィンテージ楽器の世界は深いです!
まとめ
中古楽器選びは、新品とは違った楽しみがあります。
オークション、フリマサイトで購入する上での注意点
- 海外のメーカーの場合、日本国内でカタログ落ちしていないか
- パーツの供給はあるか
- お金をかけメンテナンスが可能かどうか
- オーバーホール済みか
- 経年劣化した楽器を愛せる!
- フリマサイトの返品詐欺は気をつけよう
- 高価なメーカーの中古は専門店で相談しよう。
この記事を参考に、あなたにとって最高の相棒となる楽器を見つけてくださいね!