2024年度版 エントリークラス〜ミドルクラスのホルン購入「ハンスホイヤー編」

近年、、楽器にも物価高現象が起きています。分かりやすいのはアレキサンダーホルン。150万→約220万まで上がっています。

実は海外メーカーだけに限らず、ヤマハホルンも例外ではございません。そもそもハイエンドモデル以外は海外で製造されていますので価格が比較的安定しているヤマハでも値上げは避けられない状況です。

この記事では、エントリークラスのホルンの選び方、価格、おすすめポイントなどご紹介します。

  1. この記事で分かること
  2. ハンスホイヤーホルンの種類
  3. 価格
  4. ハンスホイヤーホルンの良さ

ハンスホイヤーホルン801MAL

ハンスホイヤーホルン801MAAL
ハンスホイヤーホルン801MAL

ハンスホイヤーホルン801MAL
価格858,000円(税込)
F/Bb 、ラッカー仕上げ、ボア内径11.9mm、管体材質イエローブラス、ベル直径310mm、デタッチャブル、ベル太さM

参考 ハンスホイヤーホルン

  • お高めの楽器ですが、2023年3月の価格は720,000円です。

価格が随分上がっていますよね。数年前まで600,000円台で購入できる非常に人気の機種でした。性能は折り紙付きで、この価格帯のホルンであればハンスホイヤー一択だったのは間違いありません。

ですが、ハンスホイヤーの信頼度は今でも変わらずですが、価格が上がっているので少し手が出しづらい感はあります。

ボア内径やベルサイズはイーストマンと変わりません。ですがイーストマンと比べるとハンスホイヤーの方が軽いですね。同じ工場で作っていると言われているヴェンツェルと比べると圧倒的にハンスホイヤーの方が軽く扱いやすい仕上がりになっています。

  • 重量に関して思うのは安価な楽器ほど重い傾向にあります。

ハンスホイヤーホルン801購入メリット

  • セミハードケースが軽い
  • 楽器が軽い(安価な楽器ほど重くなる)
  • 歴史あるメーカー
  • 801MALはハンスホイヤーの代表的な機種
  • ガイヤーで吹きやすい
  • ボールジョイント(3Bリンケージシステム)

歴史あるメーカーで愛用者も多いのが特徴です。150万台の機種から60万円台の機種まであります。ですがハンスホイヤーのおすすめ機種は70万円台の801MAL(黄色一択と言っても過言ではございません。

ただし、上の機種にG10(ガイヤー)という機種がありますが、2024年現在で100万円台まで価格が上がっています。非常に吹きやすい機種で楽器の重量も軽いので扱いやすいです。予算に余裕があるのであればG10はオススメです。

ハンスホイヤーホルン801MAL購入デメリット

  • 学校で購入する楽器には全く向かない
  • ラッカーが弱い
  • 軽い=薄く作られているので個人所有が望ましい
  • 選定は必要
  • 残念ながら価格が上がってしまった。

デメリットもこの程度でしょうか。
ハンスホイヤーホルンには801J(2024年2月現在定価748,000円)という機種があります。昔は40万円代の機種でしたが価格改定で、ここまで上がってしまいました。もし801J購入を検討されているのであれば、少し無理して801MAL購入した方がいいでしょう。10万程度の差ですが、それくらいの差はあります。

逆に801Jであれば50万〜60万円で購入可能なイーストマンがコスパ高いでしょう。

メーカーや機種は自分の予算で決める

ホルン
ホルン

前回の記事で紹介した機種「ヤマハ567D」「イーストマン」

これにハンスホイヤーホルン801MAL

  • ヤマハホルン567D
    希望小売価格484,000円(税込)
  • イーストマンホルンEFH782D
    希望小売価格:605,000(税込)
  • イーストマンホルンEFH683D
    希望小売価格:605,000(税込)
  • ハンスホイヤーホルン801MAL
    希望小売価格858,000円(税込)

48万円台〜85万円台のホルンです。
単純に50万以下のホルンが欲しい場合はヤマハ567D一択です。

50万〜60万台の予算であればイーストマンがおすすめ
ガイヤーかクルスペタイプかは試奏してもいいですが、個体差が少ないのはガイヤーですかね。クルスペタイプは複雑な構造です。安価なモデルになる程、単純な作りの方がアラが少ない気がします。

70万〜80万 これはハンスホイヤーホルン 801MAL一択でしょう。黄色か赤かは好きな方を選ぶといいと思います。ただし黄色の方が楽ですね。そして音色も明るいです。

番外編で100万まで予算が出せる場合はハンスホイヤーホルンG10がオススメです。ただし100万代なので、今回の記事では軽くしか触れていません。

まとめ

ホルン購入は予算で機種を決めよう。

可能ならハンスホイヤーホルン801MALがオススメではあるが効果な機種になってしまったので、50万円台で狙えるイーストマンはオススメである。

最近ではブリッツもエントリークラスで良い楽器を出してきたが個体差がありすぎるため、購入の際は必ず信頼がおける人に選定してもらうようにしよう。

ヤマハでも668Dなど69万〜70万後半の機種はあるがハンスホイヤー801MALが視野に入る価格帯なので微妙である。ただし楽器には自分に合う合わないもあるため一概にハンス一択という感じでもない。

ただヤマハは低価格帯のクォリティーは抜群である。もはや他のメーカーがエントリークラを出したとしてもヤマハのコスパには勝てないと思う。それだけ完成度が高くパーツ管理もしっかりしていて品質が素晴らしい。だからこそ学校楽器には最強なのでしょう。

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