2024年度版 「予算で選ぶホルン購入」ヤマハホルン567D、イーストマンホルン編

近年、物価高で楽器の価格も高騰しております。その中で、どの楽器を選べばいいか?お悩みではないでしょうか。

実はホルン購入で一番重要なのは購入する予算で機種が決まります。

なぜなら、物価高もありエントリークラスのホルンの価格が数年前のミドルクラスの価格帯まで上がっております。

この記事では、どの価格帯にオススメホルンがあるかを紹介いたします。

この記事を読んで分かることは、各価格帯で購入できるホルンを紹介することと、そのホルンについて詳しく解説していきたいと思います。

ヤマハホルン567D

ヤマハホルン567D
ヤマハホルン567D

参考 ヤマハ YHR-567D

YHR-567D
希望小売価格:484,000円(税込)
F/B♭フルダブル。ベルはイエローブラス、太さM、デタッチャブル。ボアサイズは12.0mm、クリアラッカー仕上げ。F/B♭←→B♭/F切り換え可、第4レバーアジャスタブル方式、ウォーターキイ付。

正直な話し500,000円以下のホルンは、ヤマハ567D一択だと思います。ただし最近はドルチェ楽器さんからブリッツの低価格モデルが販売されています。吹いた感想など聞くと、かなり評判は良いのですが数が少ないので今後の入荷状況次第でヤマハ567Dにブリッツが選択肢に入るかと思っております。

567D 購入メリット

  1. ヤマハ567Dは学校楽器としては堂々の1位
  2. エントリークラスではあるが作りも良くコスパが高い
  3. ヤマハのエントリークラスのクオリティは非常に高い
  4. パーツ管理がしっかりしているので安心
  5. 個体差が少ないので選定なしでも十分使える
  6. 非常に扱いやすい
  7. 最初の楽器としては全く問題なし

567D 購入デメリット

  1. 学校楽器としてのイメージが強い
  2. 新品で購入しても学校に同じものがある
  3. セミハードケースが必要
  4. 個体差が少ない楽器だが個性がない

イーストマンホルンEFH782D

イーストマン682
イーストマン682

グローバル イーストマンホルンEFH682D

EFH782D
希望小売価格:605,000(税込)
F/B♭フルダブル。本体、ベルはイエローブラス、ボアサイズ11.9mm、レバーアクション ストリング、マウスパイプ材質ゴールドラッカー、ラッカー仕上げ、ベルサイズ310mm、F/B♭←→B♭/F切り換え可

クルスペタイプ
管の巻が複雑で抵抗感がある。重厚で密度の高い音色が特徴。4番ロータリーが親指側にあるのが特徴

EFH682D 購入メリット

チューバで有名なイーストマン。中国製の概念を覆すほどのクオリティがある楽器です。ヤマハのエントリークラスもメイドインジャパンではないので中国製の楽器自体珍しくもないのですがイーストマン製の楽器は完成度が高くコスパもいいです。

  1. 500,000円〜600,000円の価格帯でオススメ
  2. エントリークラスでコスパ良し
  3. コードアクションでレスポンスもいい
  4. ロータリーの機密性なども抜群にいい
  5. セミハードケース付き
  6. グローバルが販売しているのでパーツ管理もOK
  7. 楽器に個性がある

EFH682D 購入デメリット

  1. 全く問題ないが中国製である
  2. 正直、楽器に個体差があるため選定は必須
  3. コードアクションなのでパーツ交換は必要
  4. セミハードケースがとにかく重い
  5. 海外メーカーの宿命だが購入する時は選定をしてもらおう
  6. 無選定は危険

デメリットを並べてみましたが、個体差がある以外大したことないですね。音程など「ぶっ飛んでいる」楽器も存在します。ですが、きちんと選ぶと良い楽器です。個性もあります。エントリークラス購入であれば選択肢の1つに入れても問題ありません。後に出てくるガイヤーモデルの説明も読んでからクルスペタイプにするか決めてください。

イーストマンホルンEFH683D

イーストマン683D
イーストマン683D

グローバル イーストマンホルンEFH682D

EFH683D
希望小売価格:605,000(税込)
F/B♭フルダブル。本体、ベルはイエローブラス、ボアサイズ11.9mm、レバーアクション ボールジョイント、マウスパイプ材質ゴールドブラス、ラッカー仕上げ、ベルサイズ310mm、F/B♭←→B♭/F切り換え可

ガイヤータイプ
管の巻がシンプルで抵抗感が少なく、明るく輝かしい音色が特徴。くるスペタイプよりもシンプルな構造のため比較的お値段が抑えられているのもメリットの一つ。エントリークラスだとガイヤーの方がシンプルな構造なだけに楽器の作りや吹いた時の吹奏感が良い傾向にある。

EFH683D 購入メリット

  1. ガイヤーなのでシンプルな分、響きが豊か
  2. 500,000円〜600,000円で購入可能
  3. セミハードケース付き
  4. ロータリーの機密性も良い
  5. 楽器に個性がある
  6. パーツ管理がしっかりしている

EFH683D購入デメリット

  • 682と理由は変わらない
  • 中国製であるが製品のクオリティーに問題なし
  • セミハードが少し重い
  • 個体差があるので選定は必須

イーストマンどっちが良い?

どっち?
クルスぺとガイヤーどっち?

吹きやすい方か好みで購入すれば良いと書くのが当たり障りないのですが...

エントリークラス、ミドルクラスの楽器でクルスペタイプよりガイヤーの方が圧倒的に良い楽器多いですよね。

複雑な作りのクルスペタイプとシンプルな作りのガイヤータイプ

ガイヤーの方が製造コストが抑えられます。同じ価格帯の楽器であればシンプルな作りの方が大量に生産する場合、手がかからないため安定した品質を保つことができます。またガイヤーは巻きも緩やかですし豊かな音質が魅力的。

中高校生や価格帯がエントリー〜ミドルであればガイヤーが扱いやすいと思います。また週末しか練習できない一般プレイヤーの方たちにもガイヤーはオススメです。

次回記事で書こうと思っているハンスホイヤーG10とかもガイヤーですし。

また、社会人になると練習時間が足りず現状維持になってきます。楽器は練習量に比例し音色も豊かになってきます。抵抗感がある楽器を無理して吹くのであれば楽に鳴る楽器を選ぶ方がストレスなく練習できるのでいいでしょう。

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